神曲奏界ポリフォニカ スパイラル・ホワイト †
- 作者:高殿 円 イラスト:凪 かすみ
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2008-12-14
お薦め対象 †
女神と聖獣の設定が気になる人は。
粗筋 †
二百年前に飛ばされてしまったスノウ達!学院の奥にひっそりと建っていた、廃屋となった教会。古いパイプオルガンが音を奏でたその時、スノウ達はなんと二百年前に飛ばされてしまった。この事態はいったい!? 困惑するスノウ達の前に現れたのはスノウを知らないブランカたちだったのだ!よく知っている場所のはずなのに、知っている人は誰もいない……。そこは、二百年前の精霊師学院だった。困惑するスノウ達に強力を申し出たのは、学院長の弟パリアだった。彼の案内で、なんとか自分たちのおかれた状況を学院長に説明し、滞在許可を得るスノウ達だったが、何故飛ばされてしまったのか、そしてどうやれば戻れるのかわからない。そんな中、平和な学院の外では、きな臭い戦争が勃発し始めていたのだった……。スノウ達は、大きな運命の波に巻き込まれてゆく!!
感想 †
さて、キネティック『Memories White First Emotion』後半戦。今回もカバー下にイラストあり。
『スパイラル・ホワイト』
一応本編。最早、加筆修正がなされているのかどうかさえ判らねぇ……orz
今回は順当に精霊島学院の閉鎖が決定されるまでが描かれる。
いやしかし、凪さんのイラストで女性陣の入浴シーンとか見せられてもなぁ……。かと言って、ジョッシュとかパリアとかの裸が出てきたら、それはそれでアレでナニなんだけども。
今回は特に新たに気になったところは無し。
『ほかの誰でもない、あなた』
『Memories White Endless Area』の初回限定特典小冊子に収録されていた短編。いや、これは冊子で読んだんで、B'slogだったかに掲載された短編を載っけてくださいよ!
『マイ・ディア・ヴァイオレット』
スノウ達が二百年前に飛ばされていた間、メリディアが今後起こり得る事態に女神と聖獣はどういう立場をとるのかを訊きに回ろうとする話。意外と苦労性なんだな、この人。
ここで一気に女神と聖獣絡みの設定キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ペンションを経営しているのは黒の女神レティアコール。『ミッシング・ホワイト』で言っていた姐さんってのは契約楽士のことじゃなくて、レティアコールのことだったのね。『黒』の方で殆ど黒の女神はレティアコールって判ってたけど、明言されたのは今回が初めてじゃね?違ったっけ?ちなみにペンションは精霊専用だそうな。
翠の聖獣ザフィア=クリューソー=イズゥムルートが新登場。この人に関しては、これまで情報が出ていなかったので完全新規か。
またエレインが二重人格気味ということも判明。
ゾーラステリアの名前も出たけど、こっちは新情報無し。そう言や、青って女神も聖獣もどっちも全くの謎だよなぁ。
あとは、メリディアが着飾るようになった原因の契約楽士ネネの話がちょろっと。以前にもメリディアの話ってどっかで読んだ気がするんだけど、あれってどこだったっけなぁ。『アニバーサリー・ホワイト』かなぁ。
そして前巻で告知していた新展開とは秋田書店の月刊プリンセス誌上でのコミカライズ連載でした。コミカライズってのは予想通りだったが、連載する場所が斜め上過ぎるw
でも『ポリフォニカ』のコミカライズで雑誌掲載って初めてなんだよな。何故か、後書きではコミカライズに関してノータッチな件。その後書きでは、ブランカとアンジェロ、アンジェリカの出会いを書いたら短編どころか中編くらいになったので持て余しているという記述が。つまり炎帝の紋章編の後に短編集第二弾ということすね。
つーわけで、次は春頃に『マージナル・ホワイト』だそうな。このペースなら年内に新展開いけるか!?
アニメ続報としては制作は『ななついろ☆ドロップス』や『こどものじかん』や『乃木坂春香の秘密』のディオメディアと判明。よっしゃあぁぁああああああああああああああああ!!これで映像のクオリティは保証されたよね!
更に、ゲーマガ三月号より、耳が聞こえないトルバス神曲学院の女生徒ウリルが主人公の『エイフォニック・ソングバード』が連載開始。書くのは榊さん。死ぬぞ!『クリムゾンS』一巻で言っていた「短編連……」って、これのことだったのね。
イラストは『待ってて藤森くん!』のカントクさん。『ポリフォニカ』の絵師陣って、どストレートな萌え絵師って少ない気がするので、そういう意味でも楽しみだ。個人的に兎塚さんはどストレートではないと思うので。
次は『クリムゾンS』二巻と『リベレーション・ブラック』。連載もあるのに、榊さん大丈夫なのか……?隔月刊行じゃん……。