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京都工芸繊維大学 文藝部

Top / 活動 / 霧雨 / vol.47 / 今日の空
Last-modified: 2020-12-22 (火) 20:47:45 (274d)
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活動/霧雨

今日の空

葉野海

君がいない僕は幸せじゃない 周りの人が親切に教えてくれた
誰だって、君を探し求めてる そういう規定が気持ちわるい
傘を捨て、大きな雨粒に打たれて、
そしたら、今日の空について話そうよ

君と僕の話をいつまでするの もう語りつくされているのに
君がいない世界なんて無価値だ そんなストーリーは、全部、本物じゃない
もし雨が止んだら、虹が見えて、地は光って、
そしたら、今日の空について話そうよ

光にくらんだ眼は、君を見つけられない 君は届かぬところで星になるのかな
もし、君に気が付かないで、すれ違ったら、この身体を切り裂いてくれ
午後の風が吹いてきたら、海に行って、砂を踏んで、
そしたら、今日の空について話そうよ

君に全てを捧げたい でも、その前に、この感覚に頷いてほしい
正否や真贋、何で計ればいいの 全部うるさくて、確かじゃない
夕暮れて、空の青が黒へと移りゆく、月明かりが差す、
そしたら、君と僕について話そうよ