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京都工芸繊維大学 文藝部

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Last-modified: 2007-04-11 (水) 19:22:15 (6464d)
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宇宙戦争

  • 出演: トム・クルーズ, ダコタ・ファニング, ティム・ロビンス, ミランダ・オットー, ジャスティン・チャットウィン
  • 監督: スティーブン・スピルバーグ
  • 評者:
  • 日付: 2006-08-18

お薦め対象

ダコタ・ファニングが出てるよ!

あらすじ

 アメリカ東部のとある街で突然、激しい落雷が発生。それとともに地中から三本足の巨大なマシーン"トライポッド"が出現する。人類をあざ笑うかのように巨大な破壊力で虐殺と破壊を繰り返すトライポッド。その場に居合わせたクレーン作業員のレイは、二人の子供、ロビーとレイチェルを連れて必死に逃げまどう。しかし、世界各地に出現したトライポッドの前に、人類はなすすべもなく・・・。

感想

 思っていたよりも良い映像であったのに、とちょっと悔やまれる作品でした。

 最初に映画館で予告編を観たとき、とても面白そうだと思ったんです。でもですね、公開が近づくにつれて、じょじょに物語の核心に触れる、つまり宇宙人の侵略シーンを目にした瞬間に萎えてしまったんです。トム・クルーズ、ダコタ・ファニングなど旬な役者を起用して、スピルバーグが監督として指揮をとるにしても、

「なんだ、あの蛸足は!いまは21世紀だぞ!」

 と思ったわけです。だって蛸足の宇宙人なんて、そんなオリジナリティの欠如したもので観客を満足できるんだろうか。まあ、原作が書かれた時代を考えれば、仕方のないことかもしれませんが、それにしても、何故いまになって宇宙戦争を映画化する必要があるのか。それほどまでに映画にするネタが切れてきたのか、知名度のある作品でないと客を集められなくなったのか。

 なんて愚痴を言いながら、観賞リストから除外していたのですが、近所のレンタルショップにて百円で借りることができたので、一応、巨匠の撮った映画だし観てみることにしたわけです。

 それほど酷くありませんでした。ただ、最後の運びに納得できませんでしたけど。

 たぶん、それはわたしがこの映画を宇宙人の侵略というコンテンツの中から選んできたためで、これを家族愛という心構えで観賞していた人たちは、トム・クルーズの演技に目頭が熱くなることでしょう。ただ、状況に対する説明は少なく、観ている側は、彼らと同じ宇宙人の理不尽な侵略に対して謎を抱いたままであります。

 役者を観て楽しむタイプの映画でした。あと、最新のVFX。でも技術に抱っこに負んぶな作品は、もっと爽やかなほうが好きです。なんだか、無理して感動ものにしてる気がするんだよなぁ、ということでちょっち採点は厳しいめです。

評価:B-



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