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京都工芸繊維大学 文藝部

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Last-modified: 2007-04-11 (水) 19:25:06 (6464d)
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12モンキーズ

  • 作者: 出演: ブルース・ウィリス, ブラッド・ピット, マデリーン・ストウ
  • 監督: テリー・ギリアム
  • 評者:
  • 日付: 2006-08-23

お薦め対象

ブラッド・ピットが出てるよ!

あらすじ

 21世紀初頭、人類は細菌によって絶滅の危機に瀕していた。科学者たちは細菌の流布に「12モンキーズ」が関わっていると突き止め、囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)を細菌が蔓延しはじめた1996年に送り込む。細菌をまいたのは果たして誰なのか…。

感想

 途中までは魅せる展開だったのに、と悔やまれる作品。

 この作品が撮られた時代を考えると、かなり力の入っている類のSF映画だと思います。が、近代的に仕上げようとしているけれど、現代から見てチープだと感じてしまう典型的な感じ。それに近未来の雰囲気もあまり好きになれませんでした。まあ、ほとんど現代、といっても90年代が主軸にストーリーが進むので、安っぽい感じはしないのですが。

 狂人ブラッド・ピットの演技は、とても良かったです。まあうん、そんなとこです。

 ミステリというものを、この作品は根本的に履き違えています。伏線の張り方はなかなか気が利いているというのに、このミスリードは酷い。完全にアンフェアです。それでいて、この結末は想像できなかったでしょう、と言わんばかりの作り手のほくそえんでいる所が想像できて、さらに腹が立ちました。たぶんわたしの心が狭いためでしょう。サプライズはあるけれど裏切られたと感じてしまいました。

 本来なら赤点ものですが、ブラピが出演していたので評価をかなり上げておきました。

 それにしても、なんであのシークエンスを入れたのか甚だ疑問でなりません。あれさえ無ければ、とため息が出てしまう作品でした。

評価:C



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