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京都工芸繊維大学 文藝部

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Last-modified: 2007-04-11 (水) 14:25:28 (6218d)
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灼眼のシャナS

  • 作者:高橋 弥七郎 イラスト:いとう のいぢ
  • 評者:お亀納豆
  • 日付: 2006-06-11

お薦め対象

この巻だけ読んだって面白い訳ねぇだろ!!

粗筋

『灼眼のシャナ マイルストーン』
 時は近代、場所はニューヨーク。
 暗闇に高くそびえる摩天楼で、フレイムヘイズ『弔詞の詠み手』と、とある強大な“王”が邂逅した──! 「戦闘狂」と畏怖される美女・マージョリーの過去が今紐解かれる。

『灼眼のシャナ セレモニー』
 夏休みが明け、再び御崎高校に通い始めた坂井悠二とシャナ。二人は、悠二に恋心を抱く吉田一美の誕生日パーティーに参加する。そこには、悠二を邪魔者扱いする、吉田一美の弟・健がいて……。

『灼眼のシャナ キープセイク』
『九咳天秤』の隠密頭、“闇の雫”チェルノボーグ。彼女は、誰にも触れさせたくない、禁断の領域を持っていた――。今は亡き、九人の“徒”たちの物語。

感想

『ⅩⅡ』をあんなとこで引っ張っといて、今回は短編集かい!!恐らく今のタイミングで出す事に意味が有るんやろうけど、それにしても半年も焦らされんのは堪らん。

表紙のシャナ、可愛いけど炎髪灼眼である意味が解りません。

『マイルストーン』
我等がマージョリー姐さんの昔話。未だ見ぬフレイムヘイズの名前が出るわ出るわ。恐らくこの辺りが『ⅩⅢ』以降の展開に繋がっていくんだろう。つーか気になる固有名詞多過ぎ!!いや、そこが面白いんだけどさ。

『セレモニー』
吉田さんのお誕生日パーティ。口絵のむくれるシャナがこれまた可愛い。『マイルストーン』とは打って変わって、すんごいハートフル。マージョリー姐さんとヴィルヘルミナの粋な計らいに感動しました。良かったね、吉田さん。

『キープセイク』
まさかまさかチェルノボーグが主役とはな……。彼女は恐らくとんでもない振れ幅のツンデレではないかと思われ。『九咳天秤』の内、『Ⅹ』開始時点で既に討滅されていた三人も登場するので、見逃せない一本。

ってな訳で、『S』でした。さあ、今度こそ、『ⅩⅡ』の続きを!!

評価 燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:S-



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