12DEMONS 12の悪魔 †
- 作者:御堂 彰彦 イラスト:タケシマ サトシ
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2006-08-18
お薦め対象 †
単発作品を読みたい人。
粗筋 †
学園祭の日、それぞれの想いを胸に秘め、12人が学校へ集まった。悪魔の力を継承する彼らが集うとき、呪われた儀式が再開される条件はすべて満たされる……。
「生きたい者は奪うべし。 死にたい者は捧ぐべし。 最後のひとりになるまで奪い合え」
その言葉を合図に、ある者は追い、ある者は逃げ、ある者は傍観する。誰を信じ、誰を疑えばいいのか!? そして、自分は何をすればいいのか――。制限時間は今夜零時。 一夜の狂想曲が始まった。 命がけのゲームに勝つのは誰だ!?
感想 †
十二の悪魔の部位をそれぞれ受け継いだ高校生十二人が各部位を奪い合い、争奪戦を繰り広げる。『バトルロワイアル』の規模を小さくして、ラノベ要素をぶち込んだ感じ。
文章的な問題としては、行間を空ける事無く、視点が急に切り替わったりするのが難点か。主人公とヒロインの心情描写が地続きになっているから、どうも違和感が……。
だが、争奪戦自体は手に汗握る展開で、なかなか面白い。
そういう訳で全二巻なので、さっくりと何か読みたい人にお薦めの作品です。
評価 燃:B+ 萌:B 笑:C 総:A