海の底 †
- 作者:有川 浩
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2006-09-15
お薦め対象 †
年の差カップル萌えな人。
粗筋 †
春、寧日。
天気晴朗なれど、波の下には不穏があった。
横須賀に巨大甲殻類来襲。食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。停泊中の潜水艦『きりしお』に未成年者13名が逃げ込み孤立。
そう、海の底から来た『奴ら』は―――『レガリス』。
感想 †
夏木 大和三尉カコ(・∀・)イイ!
有川さんのハードカバー二発目。『塩の街』から、年の差カップル→ツンデレヒロイン→年の差カップルという流れ。そうか原点回帰か、有川さん!!<絶対に違う
で、今回も基本要素は前二作と同じ。SF要素、自衛隊、純愛っぽいネタ。ただ、今回は一応、巨大エビ、レガリスとの戦いを描いてはいるものの、メインは少年少女達の心の成長のようだ。戦いの方には割りとアッサリ決着するし。
そして超気持ち良いラスト。一旦、ヒーローとヒロインを離れ離れにさせておいて、数年後ヒロインがヒーローの処へ自力で辿り着く。素直にくっつけなかったのは安っぽい映画のラストみたになるからかなあ。
評価 燃:B 萌:B+ 笑:C 総:A+