灼眼のシャナ †
- 作者:高橋 弥七郎 イラスト:いとう のいぢ
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2006-06-28
お薦め対象 †
複雑設定万歳な人。
粗筋 †
伝説はここから始まった――――
新学期が始まったばかりの高校生・坂井悠二は、いつものように「日常」を生活していた
だが彼はある日突然、【非日常】に襲われる。人の存在を灯りに変え、その灯りを吸い取る謎の男、フリアグネに襲われたのだ。
しかし、同時に彼の前に一人の少女が現れた。彼女によって助けられた少女は、謎の言葉を悠二に告げる。
「おまえはもう【存在】していないのよ」と。
感想 †
表紙でシャナさんが何気にヘソ出しな件について。
今改めて読むと、その情報量に驚かされる。十巻でようやく回収された伏線とか在るし。続くかどうかも判らんのにそこまで設定を考えていた高橋さんは凄い。祭礼の蛇もいずれ何かの形で登場するのだろうか……。
さて記念すべきシャナと悠二の出逢い。近代でも五指に数えられる強大な王、フリアグネとの激突。『零時迷子』の謎。
アニメではイマイチ盛り上がりきれずに終了したフリアグネ討滅だが、原作ではアラストールが顕現するので、かなり凄い事になっております。
人間と契約してフレイムヘイズになる時に、王は人間の器に合わせて自らを休眠状態にして、器に収まるようにするそうだが、アラストールとシャナの場合は、シャナの器が半端なく大きかった為にアラストールは休眠状態にならなくても良かったと、そういう事なんだろうか。
ってな訳で第一巻でした。今からでも遅くないので、みんな読みましょう。吉田さんの本領発揮は『Ⅱ』からかな。
評価 燃:A+ 萌:A+ 笑:B 総:S