ブックレビュー/4829119276

マテリアルゴースト <5> bookmark

  • 作者:葵 せきな イラスト:てぃんくる
  • 評者:お亀納豆
  • 日付: 2007-07-22

お薦め対象 bookmark

萌えを忌避しない人なら誰でも。

粗筋 bookmark

想像を超えた出来事に、ユウ、鈴音、紗鳥らは、茫然自失状態が続いていた。そんなある日、紗鳥は黒猫を拾い、「ホタル」と名づけ飼い始める。寂しさをホタルで埋め、一緒にお風呂に入ったりする紗鳥。彼女が風呂から出ると、テレビでは緊急ニュースが流れており、紗鳥たちが通う高校が映し出されていた。高校の上空には、巨大な「繭」が。そして、繭の上には、あのタナトスの姿があった。彼は、全世界に向けて告げる。「皆さん、自殺してください」
一方、最強巫女・深螺らは戦っていた。相手は、物質化した霊――《マテリアルゴースト》で……!

感想 bookmark

「大大大大大好きだっ!!」

『0』とは打って変わって、想いをぶちまけるアツイ帯が素敵。

一巻の発売当初、一体誰が想像しただろうか。このシリーズがこんな傑作になるだなんて。こんなに誰かに本を薦めたいと思ったのは、久し振り。この感動を誰かに伝えたい。

警告!!本レビューには著しいネタバレが含まれております。『マテリアルゴースト』は傑作ですので、そちらを読んでから、こちらを見ることをお薦めします。

さあ最終巻だ!!
まず耀。彼女はヒロインというより、噛ませ犬としての側面が強かった気がするな。『0』にも出て来ないし。

霊体となった蛍は僅かに残った物質化能力で自らを水月鏡花という女性に形成、深螺さん、神無家のお手伝いサリーと共に、タナトスが造り出したマテリアルゴーストに立ち向かう。
直接描写があるわけではないが、この過程で、蛍は、深螺さんとサリーと、それぞれ一緒にお風呂に入っている。てめぇ、一回死んだからって調子に乗ってんじゃねぇぞ!?(ぇ フラグ立てまくり。

その後、タナトスに気付かれず、帰宅部メンバーを守るため、黒猫に姿を変え、真儀瑠家にペットとして潜入。勿論と言うか何と言うか一緒にお風呂。何という淫獣www

蛍と帰宅部メンバーの再会シーンには泣かされた。綾の「レモン飴ぇーん」は名言だと思うわけだが。

で、蛍と帰宅部の面々がガチで本音トーク。
うわああああああああああああああああああああああああああああああ、先輩切ねぇぇぇぇぇEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!?デレデレな先輩が可愛すぎる件。中盤は完全に要らない子と化していたけど、彼女もちゃんと必要なキャラだったんだなぁ。

さあタナトスとの決戦の時。実はタナトスは、アデルという双子の兄を殺した人類に復讐するために男装しているだけの美少女でした。美少女ならフラグが立たない筈がなく。ラスボスのフラグも立てちゃいましたよ。何という裏技www
最後の綺麗事の下りは好き嫌いが分かれそうだが、俺は好きですよ。何たって、自分を殺した奴を許してるからなあ。何と器の広い男だ、蛍。

そしてエピローグは三年後。ユウは決戦の折に、世界の意思に戻ってしまったので、蛍は、まさかの鈴音エンドを迎えていた。そこで先輩エンドじゃないのは何故だッ!?まあ、それはともかく、やるべきことを全て終わらせた蛍は、自ら、この世を去る決意をする。えええええええEEEEEEEEEEEEE!?物凄ぇ切ねぇぇぇEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!??
同レーベルの『殺×愛』は、あんなにミラクルハッピーエンドだったのに、何でこっちがこんな結末なんだ!?つーか表紙の結婚式はフェイクだったのか。

まあでも、普段のテンションを維持しつつ、上手いこと盛り上げてくれたと思う。まさか、ここまでの傑作になるとは思いもよらなんだ。新作にも期待したい。

評価 燃:A+ 萌:S 笑:A+ 総:S



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