神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS② †
- 作者:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2009-01-26
お薦め対象 †
表紙に釣られた人。
粗筋 †
無事進級を果たし、学院生活を送るフォロンとコーティカルテ。だがフォロンは彼女の過去を何も知らないことを思い悩み、コーティカルテもまた、自らの過去におびえていた。それでも二人での生活はフォロンには代え難い平穏な日々だったのだが。
夜の侵入者、開かずの扉、ダングイスと契約したという謎のタヌキモ精霊バルゲス。全てが動き出したとき、過去の亡霊がトルバス神曲学院に襲いかかる!
感想 †
「やはり躾けるとなると、魂に消えぬ傷を刻むしか無いじゃありませんか」
リュンナさん怖ぇよw
赤キネ文庫化第二弾が隔月刊行で登場。また、大迫さんとセット。
表紙はコーティとペルセルテ。ペルセルテは表紙初登場。ぱ ん つ は い て な い
「何故フォロンではなく金髪娘なのだ」と言わんばかりのコーティ可愛いよコーティ。
口絵のピンナップは裏は確実にCGの使い回しだが、表はどうだっけなぁ。ちなみに挿絵は前巻で一枚も無かったことに苦情でも来たのか、CGを流用する形で挿絵を用意。差分変化を掲載したりとか苦しいな……。
細かいことだけど、ACT5の章タイトルが『赤』一巻と被ってるんですが……。
さて、今回は赤キネ後半戦と思いきや、終わらなかったワナ。プリネシカが自分の正体をバラしてしまうところまでを収録。
気になるのは学院に常駐しているようであるテレンシアミル。ミゼルの口から名前が語られただけだが、これは『エイフォニック・ソングバード』への伏線と見た。
ミゼルドリットの追加設定に関する補足説明は無し。
書き下ろし短編『Maid Servant』はまさかのスーパーダングイスタイム。彼がメイドさん嫌いであることが判明する。つーかトルバスにメイド喫茶があることと、トルバス神曲学院に学園祭があることにびっくりだよ。
つーわけで二巻でした。この時点で四冊で終わらないことがほぼ確定したけど、なら全部で七冊くらいかなぁ。とすると、表紙はコーティとセットで誰か、という構成のようだが、誰が出ることになるんだろう。次がプリネシカなのは確実だとして、あと表紙に出れそうなのはユフィンリー、エレインドゥース、ミゼルドリット、イアリティッケあたりか。最終巻は少女と大人コーティのセットと予想。
三巻は何と来月発売です。だから榊さん死ぬんじゃ……。『イコノ』が終わったから、ちょっとは楽になったのかもしれんが。ふと思ったんだけど、キネ前半分の刊行が終わった途端に、ペースが落ちたりしないだろうな……。
折り込みチラシによると、今月の三十日発売のゲーマガ三月号より『エイフォニック・ソングバード』連載開始。イメージイラストが載ってたんだけど、ウリル可愛いよウリル。
フォロンとコーティがゲスト出演するのは確定のようだが、リプレイのティアンも顔を出すとの噂が。そのリプレイも新キャラを加えて二巻が出るようです。
次は『リべレーション・ブラック』。