神曲奏界ポリフォニカ アイソレーション・ブラック †
- 作者:大迫 純一 イラスト:BUNBUN
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2008-11-04
お薦め対象 †
最早精霊関係無ぇじゃん!と思ってもスルー出来る人。
粗筋 †
絶海の孤島にそびえたつ巨大リゾートホテル。きらめく太陽と蒼い海。マナガこそいないものの、オミテック社のパーティに招かれたシェリカとマティアは、そんな夢のような休暇を満喫できる筈だった。そう、ツガ・ラジウェーナが絶命する、その瞬間までは。
事故なのか事件なのかもわからない状況で、捜査に着手するマティア。
もし事件ならパーティの最中、何人もの客が見守るなか、犯人はどうやって彼女だけに毒を飲ませることが出来たのか?解決の糸口がつかめぬまま、迫り来る台風がホテルを外界から完全に隔絶してしまう……!
感想 †
『黒』第九弾。いつもは帯に巻数が書いてあるんだが、今回は何故か無し。
さて、今回の舞台は南の島。編集長からの指令で水着サービスです。総扉ではシェリカがマティアをお姫様抱っこしています。二人とも水着姿。ガチ百合ですね、分かります。
注目はまさかの再登場に留まらず、イラストにまでなっちゃったオミテックの社員カワツ・フログジャンプさんですね。この人が主役の短編とかあったら、ちょっと面白そうだから困る。被害者の名前とかはすぐ忘れるんだけど、この人は印象に残ってるんだよなぁ。
で、マティアの危機を察知し、物凄い速度で駆け付けるマナガ。精霊は契約楽士の死を感じとったりするっていうし、不思議は無いのかもしれんが、どうも気になるなぁ。マティアの身体に異変が起きているのは事実なわけだし。
それはともかくお団子ヘアーのマティア可愛いよマティア。
ちなみに今回ちょろっと登場した神曲楽士スズナはアニメに出ていたらしい。お、憶えてねぇ……(´・ω・`)
後書きでは、この南の島に他のシリーズの人達が来るかもしれないと言っているが、何というあからさまな『まぁぶる』三巻へのネタ振り。
そしてコミカライズ決定。『赤』のコミカライズと同じくweb掲載。
次は『クリムゾン・S』一巻と『レオン・ザ・レザレクター』三巻。『赤』の新シリーズはどうやらトルバス神曲学院時代のエピソードになるよう。「S」は短編集のことか?これでキネティックの焼き直しとかだったら笑うしかないが。つーかDVD特典を収録してほしいんですが……。で、はいはい月刊大迫さんですね。
『赤』は落ちそう過ぎて困る。今月発売の『イコノ』最終巻落ちたしな……。