神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック †
- 作者:大迫 純一 イラスト:BUNBUN
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2008-02-17
お薦め対象 †
キネティック版をプレイした人も。
粗筋 †
ある日マナガとマティアが街で出会った宿無しの少女シェリカ。二年前、父親が強盗傷害で逮捕されて以来、父の無実を知る少女は街で生き抜いてきた。身元を隠し、美しい金髪を隠し、身の危険を感じながら、誰にも頼らず誰も信じず、たった一人で戦ってきたのだ。
だがマナガとマティアに心を開いたとき、孤独な少女は胸に秘めていた願いをつぶやく。
「パパを助けて」
有罪の決め手となった監視カメラの映像には、シェリカの父・デルウィッツが凶行におよぶさまがはっきりと映り、警備員の証言も揃っている。果たして二人はシェリカの魂の叫びに応えることができるのか!そして決定的と思われていた証拠に隠された秘密とは!
感想 †
「あたし、マティアのこと、好きだ」
何という百合帯(ぇ
さて、『ポリ黒』第七弾はキネティック版第2エピソード、シェリカとの出会いの焼き直し。『ビキニング・クリムゾン』のような大幅加筆修正を期待したのだが、プロローグとエピローグ以外には目立った変更点は無し。大迫さん自身は大幅に加筆・修正したって言ってるけど。
本編については、特に言うことは無いんだが、エピローグでシェリカがマナガ達が済んでいるアパートに引っ越してくるところは超重要。しかもトルバス神曲学院に入学したらしいですよ?これはもう、『レオン』に近い内に出て来るとしか!
凄いのは、キネティック版のCG使い回しが無いこと。多分。挿絵の枚数も十分数あるしな。BUNBUNさん、仕事早いなぁ。
次は遂に来る『赤』の長編『ジェラス・クリムゾン』。ホントに出るの?
評価 燃:B+ 萌:B+ 笑:B 総:A+