神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック †
- 作者:大迫 純一 イラスト:BUNBUN
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2006-12-16
お薦め対象 †
え、これミステリー?と思っても、許せる人。
粗筋 †
降って湧いたような突然の休暇。にんまりしながらスキーにでかけた二人だったが、宿はすべて予約で満員。ようやく学生五人が遊びに来ている山荘に拾われたまではよかったが、楽しいはずの一夜は突然の爆発で破られる。豪雪に閉ざされ、電話線も切れた山荘で犯人を捜す二人。マナガまで原因不明の衰弱に陥り、閉ざされた山荘で皆が疑心暗鬼に陥ったとき、森に潜む何かがその牙を剥いた!
感想 †
おや、何か紙質が変わってるぞ? 『赤』の一巻と比べると、明らかに薄くなっている。どうした事だ。
さて、『黒』三巻です。そろそろミステリーものとして煽るのは止めた方が良いんじゃないかと思う。ミステリーと思って読むと、若干足元をすくわれそうな気がする。
今回は『ポリフォニカ』全体としての設定開示はあまり見当たらない。その分、『黒』単体の伏線がチラホラ。
ところで、クマちゃん柄のパジャマを着てるマナガ萌え。
今後の予定は一月に各色のエピソードを収録した短編集『まぁぶる』が登場。もしかして『黒』は今回の序章で解決していた事件の話だったりするのだろうか。
更に『黒』『白』がキネティックノベル化決定。後書きから推察するに、『黒』は伏線を結構回収してくれそうで、今からムチャンコ楽しみです。
評価 燃:A- 萌:B+ 総:A+