神曲奏界ポリフォニカ インフィニティ・ホワイト †
- 作者:高殿 円 イラスト:きなこ ひろ
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2006-11-18
お薦め対象 †
少女小説風味でも大丈夫な人。
粗筋 †
精霊島音楽院は夏休み。スノウは、ある日お嬢様に新進気鋭の神曲楽士ミナギの特別コンサートへと誘われた。初めてのコンサートに浮かれていたスノウだったが、いざコンサートが始まるとそれどころではなくなってしまう。演奏されたオリジナルだという曲は、どれもスノウには聞き覚えのあるものばかりだったのだ。驚くのは、そればかりではなかった。その演奏家はなんとスノウの学園へ編入してきたのである。そこで彼が即興だといって弾き始めた曲……それさえも、なぜかスノウは知っていた。彼は誰なのか? そして何故、スノウはその曲を知っていたのか?
感想 †
つー訳で『白』第二弾。今回もカバー下にイラストあり。で、上下巻らしき構成。スノウが異世界人と判明して急展開。いや、知ってたけど。一月には下巻が出るとは思うのだが、『白』に関しても何やら発表があるらしい。コミカライズかドラマCD化ってところかな。
更に今巻ではトンデモハップンな設定が飛び出しました。
まずジョッシュをストーキングしているのは紫の女神リシュリーティンク=ロザ=アメティスタス。またえらいところに始祖精霊出て来たな……。
それから七楽門の神曲楽士の家系の一つ、火のタタラ。えっ、ちょ、それどういう事!? そもそもフォロンの姓って便宜上、無いと不便だからって、付けられた姓じゃなかったっけ?それも気になるが、その七楽門には全て「ラ」が付くらしい。じゃあ、シダラ(キネティックノベル)とクダラ(『赤』)も七楽門か!そもそも始祖精霊が八柱なのに対して、何で楽門は七家なんだ?気になるなあ。
そしてラグと呼ばれる黒い上級精霊。もしかしてマナガリアスティノークル=ラグ=エデュライケリアスですか? えらいイケメンだったが、姿が違ってもおかしくないしなぁ。つーか柱名で呼ばれるのってアリなの? でもブランカも名前の並びからして柱名で呼ばれてるっぽいんだよなあ。エリュトロンは柱名か?
それはそうと、デイジーはツンデレって事でFA?