ボクの紫苑 †
- 作者: 本田透
- 評者: 土星から来た猫
- 日付: 2007-02-28
お薦め対象 †
万人にはお勧めできないがかといって誰にお勧めしていいのかわからない
あらすじ †
居待月零のクラスに転校してきた、いとこの美少年・上弦紫苑。その紫苑のカラダにはある秘密が隠されていた。
紫苑に永遠の下僕扱いされたり、謎めいたゴスロリっ子・ユングの登場など次々起こるアクシデントで、零の平穏な学園生活はたちまちのうちに打ち破られた。
零の周囲にいる、武闘派ツンデレ少女・三日月那百やスキンヘッドにしてクラス一の秀才・三軒茶屋満仁なども巻き込み、時に過去と現代をクロスさせながら、魔術とアクションの炸裂する物語が開幕する。
注目を集める本田透が放つ、本邦初(!?)の「ボクデレ」小説第1巻が堂々登場!
感想 †
「やばい…」
読み終わっての第一声がこれだった。
これはものすごく予想を裏切ったおもしろさだ
アストロ乙女塾のノリで読んではいけない。これは純粋なエンターテイメント小説だ。
これは是非ともGA文庫の看板タイトルになってもらいたい作品である。
読みどころは紫苑のアホっぷりとそこからあふれ出てくる萌えっぷりw。
そして設定はふつうにシリアス。
善い意味で本田節のきいた良作。きっと買ってソンはない!