神曲奏界ポリフォニカ ロマンティック・クリムゾン †
- 作者:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2006-08-25
お薦め対象 †
重厚な設定のファンタジーが好きな人。
粗筋 †
「フォロンは――私を抱きたいと思うか?」
はじまりは些細なことだった。バスから見かけた自然公園の前を歩く美しい少女-シェルウートゥと、彼女に心奪われた少年-カティオム。ようやくたどり着いた2人の関係は、その公園の前でときどき行き会って5分ほど会話を交わす、それだけ。
惹かれているのに、どうしても手の届かない少女。素性も住んでいるところも、何も教えてくれない。
「彼女のことをもっと知りたい」
少年が意を決してフォロン達の事務所の戸を叩いたとき、それは精霊と人間の関係をあらためて問いかける、事務所のメンバーにとって他人事ではない重要なできごととなった。
感想 †
表紙のコーティが素晴らしく可愛い。さて今回は人の精霊の在り方が問われる。しかし何はともあれ、「私を抱きたいと思うか?」なんて言っちゃうコーティはズルイと思います。つーかこれ、絶対美少女ゲームに出来るって!!
まあ、それはともかく。今回は今後シェアードワールドで関係してきそうな固有名詞がチラホラ見受けられる。ただこの『赤』自体はあまり進行していないように思える。
ところでゲストキャラ、カティオムはユギリ姉妹とプールに行った事が在るらしい。それはちょっといっぺん死んどいた方が宜しいんとちゃいますか?
ってな感じで『赤ポリ』二巻でした。今回は序盤から中盤にかけて、誤字が多かった。振り仮名を振った人が悪いと思うんだが、それって誰の仕事なんだろうか。
評価 燃:A 萌:A+ 笑:C+ 総:A+