鋼鉄の白兎騎士団Ⅰ †
- 作者:舞阪 洸 イラスト:伊藤 ベン
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2007-03-10
お薦め対象 †
表紙に何かを感じた人。
粗筋 †
いまだ神々の居た残滓が残る世界エスペリテ・ウモルの一角バスティア大陸。そこには、うら若き清純な乙女だけで構成されるという騎士団、人呼んで「鋼鉄の白兎騎士団」がその名を轟かせていた。強く、そしてなによりも美しく――今、亡き母への誓いを胸に少女ガブリエラが入団試験に挑む! ……のだが試験種目は駆けっこに宝探し!? アノ手コノ手なんでもあり! 女の子だらけくんづほぐれつの試験の行方は――? 舞阪洸が贈る美麗☆絢爛最強乙女戦記、満を持して遂に登場!!
感想 †
「鋼鉄の白兎騎士団」と書いて「ハガネのシロウサギ」と読むそのセンスが堪らない。それに表紙で主人公ガブリエラが来ている鎧が、と言うか兜がメチャンコ格好良い。そして「美麗☆絢爛(プリ・キラ)最強乙女戦記」というキャッチフレーズで、発売当初から気にはなっていたんだが、著者が『火魅子伝』の舞阪さんという事で二の足を踏んでいた。それをブックオフで発見したのを機に購入。
結論から言うと、エロスはあっても萌えは全くありませんでした。メインキャラは全員女性なのに……。『火魅子伝』からラブ寄せを抜いて、西洋ファンタジーにした感じなんかな。
オツムをフル活用して、窮地を乗り切るみたいなパターンが好きな人にはオススメかも。そうでない人でも読んで損って事はないと思います。何にせよ、『Ⅰ』と書いてあるので、この一冊だけで評価を出し切ってしまうのは危険だろうなあ。
評価 燃:B+ 萌:C+ 笑:C 総:A-