突撃彗少女マリア 出撃の章 †
- 作者:吉田 親司 イラスト:連
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2008-07-10
お薦め対象 †
粗筋に全力で釣られる人。
粗筋 †
「海獣」による災害が頻発する日本。有効な対抗手段は「彗に乗って飛行する女性達」による攻撃だが、飛行には「処女」であることが絶対条件だった。韋駄天学園家政科・蓮蛇摩里愛は天性の彗乗りとして周囲に認められ、航空自衛軍中佐である姉、涼香からも軍に入るよう勧められていたが、本人にその気はない。そんなある日、転入生、江隻恵瑠がやってきたことで、
平穏だった摩里愛の日常は激変! 学園生活イチバンのお楽しみ、南海祭は無事に迎えられるのか?
感想 †
「あんた、お姉ちゃんに言ったわよね。私との交際を認めて欲しいって。あれ、本気?」
「本気も本気。男に二言なし」
「そ、それならね……し、将来、私と結婚しなさいっ!」
一巻で、いきなりメガトン級のLOVE寄せキトゥアアァァアァアアアアアアッ!!
あちこちのレーベルでこっそり書いている吉田さんがガガガに登場です。
舞台は海獣(シーサーペント)と呼ばれる怪物が現れる日本。唯一対抗出来るのは彗を駆って空を飛ぶ女性達。飛行の条件は唯一つ。「処女」であること。という粗筋を見て、うわぁ頭悪そう!!と思って、購入しました。タイトルに惹かれたというのも、ちょっとある。帯を外したら、主人公の摩里愛がスパッツを穿いていて、ぐんにょりしたのは秘密だ。まぁ、ピンナップでは、ぱんつだったんだが。
読んでみたら、ところがどっこい、ごく普通のノリでした。詰まらないって意味ではなく、頭が悪くないという意味で。むしろ設定のセンスは好きな方向性だった。
でも海獣ってのは基本的に巨大な海棲生物なので、タコとかだと触手プレイなわけですよ。プロローグの挿絵とか絶対狙ってやってると思うんだ。これが十八禁なら、海獣に犯されて飛行不能とかになるに違いない<最低発言
ところで、摩里愛の在籍している学校の学祭では、軽音楽部が全員スク水で演奏するそうです。是非挿絵付きでkwsk
つーわけで、『突撃彗少女マリア』でした。ガガガってことで、ハードルを下げていたってこともあるんだろうけど、なかなか面白かったです。伏線も張ってあることだし、二巻は出してほしいところ。