涼宮ハルヒの陰謀 †
- 作者:谷川 流 イラスト:いとう のいぢ
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2006-07-27
お薦め対象 †
キョンの一人称の文体に400ページ以上付き合える人。
粗筋 †
年末から気にしていた懸案イベントも無事にこなし、残りわずかな高一生活をのんびりと楽しめるかと思いきや、ハルヒがやけにおとなしいのが気に入らない。こんなときには必ず何かが起こる予感のそのままに、俺の前に現れたのは8日後の未来から来たという朝比奈さんだった。しかも、事情を全く知らない彼女をこの時間に送り出したのは、なんと俺だというのだ。未来の俺よ、いったい何を企んでいるんだ!?
感想 †
長編第四弾。表紙はみくる。新ウエイトレスバージョンで登場です。帯に隠れて見えないが実は・・・
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
⊂彡
それはさておき。今回は口絵の破壊力が絶大。本編読む前からお腹一杯になりそう。
で、『消失』の後始末を終えたキョンの前に現れる八日後のみくる。有希の協力を得て、またしてもキョンが事態の解決に奔走する事になる訳だが。
うん、理解った。いくらタイトルにハルヒの名前が出てようが、この作品は有希とみくるのダブルヒロイン制度なんだな。殆どキョンと有希か、みくるの絡みですよ。あと、鶴屋さんね。
などと、思いながら読み進めていると……。
やられた。
何にやられたって、ハルヒにやられた。最後の最後でクロスカウンターと言うか、逆転満塁ホームランと言うか。そらずるいわ。何なん、そのツンデレぶりは。
結構深刻な事態になってきたなーと思ってたら、これですよ。なんてこったい。
ってな訳で『涼宮ハルヒの陰謀』でした。密度の高い一冊。
評価 燃:C 萌:S 笑:A 総:A+