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京都工芸繊維大学 文藝部

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Last-modified: 2007-04-13 (金) 17:35:07 (6462d)
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涼宮ハルヒの陰謀

  • 作者:谷川 流 イラスト:いとう のいぢ
  • 評者:お亀納豆
  • 日付: 2006-07-27

お薦め対象

キョンの一人称の文体に400ページ以上付き合える人。

粗筋

年末から気にしていた懸案イベントも無事にこなし、残りわずかな高一生活をのんびりと楽しめるかと思いきや、ハルヒがやけにおとなしいのが気に入らない。こんなときには必ず何かが起こる予感のそのままに、俺の前に現れたのは8日後の未来から来たという朝比奈さんだった。しかも、事情を全く知らない彼女をこの時間に送り出したのは、なんと俺だというのだ。未来の俺よ、いったい何を企んでいるんだ!?

感想

長編第四弾。表紙はみくる。新ウエイトレスバージョンで登場です。帯に隠れて見えないが実は・・・

   _   ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
     ⊂彡

それはさておき。今回は口絵の破壊力が絶大。本編読む前からお腹一杯になりそう。

で、『消失』の後始末を終えたキョンの前に現れる八日後のみくる。有希の協力を得て、またしてもキョンが事態の解決に奔走する事になる訳だが。

うん、理解った。いくらタイトルにハルヒの名前が出てようが、この作品は有希とみくるのダブルヒロイン制度なんだな。殆どキョンと有希か、みくるの絡みですよ。あと、鶴屋さんね。

などと、思いながら読み進めていると……。

やられた。

何にやられたって、ハルヒにやられた。最後の最後でクロスカウンターと言うか、逆転満塁ホームランと言うか。そらずるいわ。何なん、そのツンデレぶりは。

結構深刻な事態になってきたなーと思ってたら、これですよ。なんてこったい。

ってな訳で『涼宮ハルヒの陰謀』でした。密度の高い一冊。

評価 燃:C 萌:S 笑:A 総:A+



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