涼宮ハルヒの消失 †
- 作者:谷川 流 イラスト:いとう のいぢ
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2006-06-29
お薦め対象 †
つーかみんな読んでるやろ?
粗筋 †
「なぜなら俺は、SOS団の団員その一だからだ」
「涼宮ハルヒ? それ誰?」って、国木田よ、そう思いたくなる気持ちは分からんでもないが、そんなに真顔で言うことはないだろう。だが、他のやつらもハルヒなんか最初からいなかったような口ぶりだ。混乱する俺に追い討ちをかけるようにニコニコ笑顔で教室に現れた女は、俺を殺そうとし、消失したはずの委員長・朝倉涼子だった!どうやら俺はちっとも笑えない状況におかれてしまったらしいな。
感想 †
表紙はまさかの復活を果たした朝倉さん。笑顔が怖いですが、立ち姿は格好良いです。
さて長編第三弾に当たる今回は何者かによって作り変えられた世界で繰り広げられる。其処に一人放り込まれたキョンが悪戦苦闘する訳だが、『笹の葉ラプソディ』とも絡まってとにかく時系列がややこしい!!そういうの嫌いじゃないけど。
で、何がずるいって、世界が改変されて性格の変わった有希がずるい。もうすんごい可愛いです。口絵のアレとかホンマずるいわ~。そのまま美少女ゲームに出れるクオリティ。でものいぢさん、有希の眼鏡、二回も書き忘れてるよ。
そしてオリジナルの世界に帰還したキョンを迎えるSOS団の面々にちょっとウルウルさせられました。血の気の失せたハルヒや動揺するハルヒというのも見てみたい気もする。
ってな訳で、『涼宮ハルヒの消失』でした。アニメ第二シリーズやるとしたら、このエピソードが主軸になるんだろーか。
評価 燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A+