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京都工芸繊維大学 文藝部

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Last-modified: 2007-04-13 (金) 17:25:33 (6216d)
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涼宮ハルヒの退屈

  • 作者:谷川 流 イラスト:いとう のいぢ
  • 評者:お亀納豆
  • 日付: 2006-06-08

お薦め対象

表紙に萌えた人。

粗筋

ハルヒと出会ってから俺はすっかり忘れた言葉だが、あいつの辞書にはいまだに”退屈”という文字が光り輝いているようだ。その証拠に俺たちSOS団はハルヒの号令のもと、草野球チームを結成し、七夕祭りに一喜一憂、失踪者の捜索に熱中したかと思えば、わざわざ孤島に出向いて殺人事件に巻き込まれてみたりして。まったく、どれだけ暴れればアイツの気が済むのか想像したくもないね…。

感想

まず、何はともあれ、表紙の有希が可愛くて万歳。さて、第三弾となる今回は『憂鬱』と『溜息』を繋ぐ短編集です。

『涼宮ハルヒの退屈』
表題作。みんなアニメで視たから知ってると思うが、草野球の話。みくるをポニーテールにしようとするものの、キョンの視線に気付き、やっぱり止めるハルヒが萌え。チアガール姿なので、更に(・∀・)イイ!!

『笹の葉ラプソディ』
キョンはみくると共に三年前へとタイムスリップ。まさか『憂鬱』でのハルヒのあの一言が伏線だったとは……。恐れ入りました。恐らくアニメではこのエピソードが13話になるのではないかと。

『ミステリックサイン』
実は有希メインの話。アクションシーンが物凄く短い。明らかにアニメより先にこちらを読むべきだったパターン。

『孤島症候群』
これも原作を先に読んだ方が良かった。アニメでは相当オリジナル展開が盛り込まれている。そっちを知っている為、後半が物凄い急展開に感じてしまう。海水浴の挿絵に有希が居なかったのもマイナス要因か。

ってな訳で『退屈』でした。取り敢えず、『笹の葉ラプソディ』だけは読んどいた方が良いです。

評価 燃:C 萌:A+ 笑:A- 総:A+



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