涼宮ハルヒの憂鬱 †
- 作者:谷川流 イラスト:いとうのいぢ
- 評者:お亀納豆
- 日付: 2006-06-05
お薦め対象 †
お馬鹿なノリが好きで、かつ文法の適当さが気にならない人。ついでに言うと、フィクションだと割り切れる人。
粗筋 †
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
入学早々、ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒ。そんなSF小説じゃあるまいし‥‥・と誰でも思うよな。俺も思ったよ。だけどハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気づいたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた。
感想 †
今、これのレビューを書かずして、何のレビューを書くというのか。
2006年6月現在、驚異的な売り上げを記録している『ハルヒ』シリーズ第一弾。実は発売当初(2003年)に一度読んでいるのだが、その時はあまり面白いと感じなかった。しかし、今読むと何故かそこそこ面白い。良くも悪くもアニメと連動している面白さと言った処か。アニメではピー音になっていた部分も原作ではちゃんと書いてあるし。勿論、読んでいる間、主要キャラには脳内で声が付いています。
イラストは『シャナ』のアニメで大忙しであろう、いとうのいぢさん。ロングヘアーだった頃のハルヒとかものっそい可愛いけど、ちゃんと文章を読んで、挿絵を描いて下さい。151ページの挿絵は痛恨のミスだと思います。
ちなみにアンチも少なからず居るようだが、僕の印象としては、アンチの方々はキョンの一人称の文体とハルヒの唯我独尊ぶりが気に入らないらしい。そりゃ人様の迷惑とか全く考えてないからなあ。
まあ何はともあれ、今からキョンが活躍する終盤がアニメでどう描かれるか楽しみです。
評価 燃:C 萌:A 笑:A- 総:A