KIT Literature Club Official Website

京都工芸繊維大学 文藝部

Top / ブックレビュー / 4044246041
Last-modified: 2007-04-07 (土) 01:59:06 (6478d)
| | | |

魔法薬(ポーション)売りのマレア 千日カゲロウ

  • 作者:ヤマグチ ノボル イラスト:TASA
  • 評者:お亀納豆
  • 日付: 2006-06-24

お薦め対象

妹好きな人。

粗筋

兄さま。キスしなさい。

とある世界のとある大陸。竜が引く小屋“竜車”で旅をする兄弟がいた。名はミソギとマレア。兄のミソギが大好きなマレアは、怪異を祓うことができる13歳の“魔法薬師”。あるとき立ち寄った村で、夜になると村全体が死者で溢れかえるという怪事件の調査を依頼されるが、そこには予想だにしない真相が―!? マレアの魔法薬でミソギの呪われた血が解き放たれるとき、驚きの真実が明らかに!

感想

タイトルで気になっていたのだが、ネットでエロいエロいと評判になっていたので、購入してみました。つーか『ゼロの使い魔』のアニメ化で忙しい筈なのに、何をしとるんだこの人は。

さて本作はドMの妹マレアが大好きな兄ミソギと旅をする短編連作集です。って、どんなキャラ設定なんだw

「投げて。マレアのこと、ゴミみたいにぶん投げて……」って、ちょwwwおまwwwwwってなるぞ。

んで、どの短編もオチが暗いと言うか切ないと言うか。少なくともハッピーエンドって感じではない。

そして文体がちょっとアレです。マレアが御馬鹿な事をやらかしている時はあんまり気にならないんだが、真面目なシーンだと、若干興を殺がれます。

ってな訳で『魔法薬売りのマレア』でした。絵師の選定をフルスロットルで間違ってると思うのは俺だけ?取り敢えずドMの妹キャラは面白いです。

評価 燃:C 萌:A- 笑:A- 総:B+



一覧に戻る