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- 活動/霧雨/vol.46/この世界の、どこかの誰かの孤独 へ行く。
- 1 (2020-12-21 (月) 21:24:30)
この世界の、どこかの誰かの孤独 †
葉野海
過ぎ去った時間を数え直すとき、
世界に独り、座っているのは、わたし
明日が描けなくなった、この手が描くのは
色のない故郷
閉じられた絵本を手に取って、
背表紙を撫でたとき、心臓が脈打った
コーヒーの匂いが恋しくて
シチューの味が懐かしいから
わたしは、わたしを生かし続けるのでしょう
どこかの誰かの呼吸が聞こえて
孤独を優しく包んだら、朝日みたいに光ってる