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京都工芸繊維大学 文藝部


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活動/霧雨

壊れても、音もしない

峰々碧

淡い気持ちで言っていたことが案の定実現しなかったとき、心よ、この気持ちを覚えておいておくれよと願います。悲しむこともなく生きてゆけて、明日には忘れているでしょう。けれど、さよならすることに代わりはなくて、少しは寂しく思いたい。思います。壊れても、音もしないのは本当ですか。