開始行: #navi(活動/霧雨/vol.2) *宝の地図を捏造(つく)ろう! ―― [[五島顕一>部員紹介]] [#... ~ 丸島昇はさっそく取り掛かることにした。 まず道路地図を参考に行きたい場所を決める。まだ行ったこ... 次に、自由帳から1ページを丁寧に破き取り、その道順を墨... 縁台の下に隠しておいた、焼いた砂と砕いた炭の入った四角... 加工した地図を一番南の部屋に持って行き、日当たりの良い... 地図を貼り付けた場所の隣には先週に貼り付けていた別の地... ええと、僕はどういうつもりで『秋』と書いたっけ? 少し考えても思いつかないが、他にいい色に焼けた地図もな... 待ち合わせ場所までの道中、今日の冒険の道順を頭の中で反... 秘密基地に着いた。うっそうと雑草が生えた空き地に放置さ... 「やっほ~」 最初にやってきたのは樹ちゃんこと、植下樹だった。大きく... 「アレ、どうしたの?」 「僕は今来たところだよ。気にしないで」目の焦点を樹ちゃ... 「ふ~ん」樹ちゃんは向こうのほうを向いた。不機嫌なのだ... ダリを意識し過ぎて間違えていそうな淡い水色のキャラクタ... ケタケタ・・・。 ふと見ると、樹ちゃんは腹を抱えたり、膝を叩いたり、手を... 「どしたの?」 「・・・」何か言おうとこっちを向く。また向こうに振り返... 「何がおかしいんだよ!」 「へ!?」いつきちゃんの反応に、僕の言葉が不意にイラつ... 「なんでもないよーだ!」あ、あんまり気にしてなさそうだ... 「ところで、ゲン太とミッキーはまだか?」 「え、ええと多分、ミッキーの家でファミコンやってると思... 「おいおい、あいつら約束忘れてるのか?」 「ほっときましょうよ」 「ほっとくって、呼びに行かなかったらあいつらうるさいぞ」 「いいのよ、時間忘れているほうがだらしないのよ」僕は何... 僕はすくっと立ち上がり、振り返って「全員、集合!」と号... 「植下隊員、集合しました!」毎度のことながら、必ずノっ... 「今回の指令! この地図の・・・」と言って地図を取り出... 「丸島隊長! 疑問点があります!」 「?」 「その『秋』の字、私にはのぎへん(禾)ではなくきへん(... 「・・・ただの書き損じか、それとも何か意味があるのかは... 「漢字の勉強は重要だよ、昇クン」 「へ?」 さて、出発して山道に入ってから数分で気づく。僕と樹ちゃ... 地図に示した最後の角を右折すると、簡単な鉄製の柵が見え... 「勝手に入っていいの?」「構いやしないさ」ただの挨拶だ... ヒノキ林の間を抜ける道の10メートル先で、丸太小屋が木... 「あの小屋で休憩しよう」「うん」 屋根のひさしの裏にクモの巣と単一乾電池大の虎柄のクモを... 小屋には人の気配がなかった。僕らは安心して玄関の段差に... 突然に背骨の真ん中を、白くて冷たくて心地の良いナイフが... 「分かった!」 僕が上体を跳ね上げると、樹ちゃんは単純な驚きの表情で僕... 「何が分かったの!?」 「この『秋』の字の書き損じは・・・秋という意味じゃない... 「樹ちゃん、この小屋からシャベルを借りるよ!」 「勝手に持って行っちゃってもいいの!?」 走っていって着いた先は野外集会場だった。6本の丸太の長... 「この『秋』の字もどきを、ツリーの字とファイアーの字に... 「ここから導かれることはただ一つ! この謎の字は、薪を... 「まず、かまどの可能性を考えよう。ここのキャンプ場には... (かまどの下掘って水道管傷つけたくないだけだろ) 「よって、残る可能性は! このキャンプファイアー場だ!... 「流石に勝手に穴を掘るのは良くないよ」「構うものか」こ... ~ CENTER:''(了)'' ~ ~ 参考)http://www.hyou.net/ka/sinwa.htm http://www.frontstyle.com/ *この作品を評価を評価する [#s4c605e4] #rating() #navi(活動/霧雨/vol.2) 終了行: #navi(活動/霧雨/vol.2) *宝の地図を捏造(つく)ろう! ―― [[五島顕一>部員紹介]] [#... ~ 丸島昇はさっそく取り掛かることにした。 まず道路地図を参考に行きたい場所を決める。まだ行ったこ... 次に、自由帳から1ページを丁寧に破き取り、その道順を墨... 縁台の下に隠しておいた、焼いた砂と砕いた炭の入った四角... 加工した地図を一番南の部屋に持って行き、日当たりの良い... 地図を貼り付けた場所の隣には先週に貼り付けていた別の地... ええと、僕はどういうつもりで『秋』と書いたっけ? 少し考えても思いつかないが、他にいい色に焼けた地図もな... 待ち合わせ場所までの道中、今日の冒険の道順を頭の中で反... 秘密基地に着いた。うっそうと雑草が生えた空き地に放置さ... 「やっほ~」 最初にやってきたのは樹ちゃんこと、植下樹だった。大きく... 「アレ、どうしたの?」 「僕は今来たところだよ。気にしないで」目の焦点を樹ちゃ... 「ふ~ん」樹ちゃんは向こうのほうを向いた。不機嫌なのだ... ダリを意識し過ぎて間違えていそうな淡い水色のキャラクタ... ケタケタ・・・。 ふと見ると、樹ちゃんは腹を抱えたり、膝を叩いたり、手を... 「どしたの?」 「・・・」何か言おうとこっちを向く。また向こうに振り返... 「何がおかしいんだよ!」 「へ!?」いつきちゃんの反応に、僕の言葉が不意にイラつ... 「なんでもないよーだ!」あ、あんまり気にしてなさそうだ... 「ところで、ゲン太とミッキーはまだか?」 「え、ええと多分、ミッキーの家でファミコンやってると思... 「おいおい、あいつら約束忘れてるのか?」 「ほっときましょうよ」 「ほっとくって、呼びに行かなかったらあいつらうるさいぞ」 「いいのよ、時間忘れているほうがだらしないのよ」僕は何... 僕はすくっと立ち上がり、振り返って「全員、集合!」と号... 「植下隊員、集合しました!」毎度のことながら、必ずノっ... 「今回の指令! この地図の・・・」と言って地図を取り出... 「丸島隊長! 疑問点があります!」 「?」 「その『秋』の字、私にはのぎへん(禾)ではなくきへん(... 「・・・ただの書き損じか、それとも何か意味があるのかは... 「漢字の勉強は重要だよ、昇クン」 「へ?」 さて、出発して山道に入ってから数分で気づく。僕と樹ちゃ... 地図に示した最後の角を右折すると、簡単な鉄製の柵が見え... 「勝手に入っていいの?」「構いやしないさ」ただの挨拶だ... ヒノキ林の間を抜ける道の10メートル先で、丸太小屋が木... 「あの小屋で休憩しよう」「うん」 屋根のひさしの裏にクモの巣と単一乾電池大の虎柄のクモを... 小屋には人の気配がなかった。僕らは安心して玄関の段差に... 突然に背骨の真ん中を、白くて冷たくて心地の良いナイフが... 「分かった!」 僕が上体を跳ね上げると、樹ちゃんは単純な驚きの表情で僕... 「何が分かったの!?」 「この『秋』の字の書き損じは・・・秋という意味じゃない... 「樹ちゃん、この小屋からシャベルを借りるよ!」 「勝手に持って行っちゃってもいいの!?」 走っていって着いた先は野外集会場だった。6本の丸太の長... 「この『秋』の字もどきを、ツリーの字とファイアーの字に... 「ここから導かれることはただ一つ! この謎の字は、薪を... 「まず、かまどの可能性を考えよう。ここのキャンプ場には... (かまどの下掘って水道管傷つけたくないだけだろ) 「よって、残る可能性は! このキャンプファイアー場だ!... 「流石に勝手に穴を掘るのは良くないよ」「構うものか」こ... ~ CENTER:''(了)'' ~ ~ 参考)http://www.hyou.net/ka/sinwa.htm http://www.frontstyle.com/ *この作品を評価を評価する [#s4c605e4] #rating() #navi(活動/霧雨/vol.2) ページ名: