開始行: [[活動/霧雨]] **ある日の朝 [#o1f87227] そう 「お姉ちゃん!」 この声は……! 振り向くと、最愛の妹、芽衣(めい)がいた。 かわいい! 「芽衣!」 私は想わず、芽衣に抱きついた。 「ちょ、お姉ちゃん、苦しいよ……」 「芽衣、かわいい、癒やされる!」 芽衣に頬ずりする。お肌すべすべ、めっちゃかわいい、癒や... 「お姉ちゃん、ちょっと痛いよ」 「あぁ、ごめん」 少しだけ、芽衣を抱きしめる手を緩める。 あぁ、かわいい。ずっと抱いてられる。というかずっと抱い... 「お姉ちゃん……」 「なんだ?」 さっきまでと雰囲気が違う? でもかわいい。 「どうして助けてくれなかったの?」 背筋を悪寒が襲い、思わず手を離す。 自分の手を見ると赤く濡れていた。 「芽衣……?」 「ねぇどうして? どうして助けてくれなかったの?」 芽衣の目から赤いものが流れる。目だけじゃない体中から赤... 「ねぇ、どうして何も言ってくれないの?」 芽衣の体から首が落ちる。 吐き気が襲い、口を押さえて倒れこむ。 気持ち悪い。 転がった首が目の前まで転がってくる。 「守ってくれるって言ったのに……」 あぁ言った。芽衣は私が守るって、約束した。 「嘘つき」 胸を氷で刺されたようだ。芽衣の言葉は私の心臓をえぐった。 「あぁああああああああああ!」 布団から飛び起きる。 すぐ近くの仏壇にある写真を見て思い出す、芽衣は死んだん... 守れなかったんだ、一度は人として一線を越えてでも守った... 朝食を食べ、冷蔵庫の中を確認する。白菜、豚肉、キムチあ... じゃあ、病院に行くか。 私は七年前の手術の影響で定期的に薬を飲まなければならな... 今日はその薬をもらいに行く日だ。 薬をもらうだけで無く、検査も受けるから、帰るのはどんな... 「じゃあ、行ってくるな」 仏壇に話しかける。 芽衣を守れなかった私の罪は誰が許してくれるのだろうか、... 終了行: [[活動/霧雨]] **ある日の朝 [#o1f87227] そう 「お姉ちゃん!」 この声は……! 振り向くと、最愛の妹、芽衣(めい)がいた。 かわいい! 「芽衣!」 私は想わず、芽衣に抱きついた。 「ちょ、お姉ちゃん、苦しいよ……」 「芽衣、かわいい、癒やされる!」 芽衣に頬ずりする。お肌すべすべ、めっちゃかわいい、癒や... 「お姉ちゃん、ちょっと痛いよ」 「あぁ、ごめん」 少しだけ、芽衣を抱きしめる手を緩める。 あぁ、かわいい。ずっと抱いてられる。というかずっと抱い... 「お姉ちゃん……」 「なんだ?」 さっきまでと雰囲気が違う? でもかわいい。 「どうして助けてくれなかったの?」 背筋を悪寒が襲い、思わず手を離す。 自分の手を見ると赤く濡れていた。 「芽衣……?」 「ねぇどうして? どうして助けてくれなかったの?」 芽衣の目から赤いものが流れる。目だけじゃない体中から赤... 「ねぇ、どうして何も言ってくれないの?」 芽衣の体から首が落ちる。 吐き気が襲い、口を押さえて倒れこむ。 気持ち悪い。 転がった首が目の前まで転がってくる。 「守ってくれるって言ったのに……」 あぁ言った。芽衣は私が守るって、約束した。 「嘘つき」 胸を氷で刺されたようだ。芽衣の言葉は私の心臓をえぐった。 「あぁああああああああああ!」 布団から飛び起きる。 すぐ近くの仏壇にある写真を見て思い出す、芽衣は死んだん... 守れなかったんだ、一度は人として一線を越えてでも守った... 朝食を食べ、冷蔵庫の中を確認する。白菜、豚肉、キムチあ... じゃあ、病院に行くか。 私は七年前の手術の影響で定期的に薬を飲まなければならな... 今日はその薬をもらいに行く日だ。 薬をもらうだけで無く、検査も受けるから、帰るのはどんな... 「じゃあ、行ってくるな」 仏壇に話しかける。 芽衣を守れなかった私の罪は誰が許してくれるのだろうか、... ページ名: