開始行: #navi(活動/霧雨/vol.2) *Handle with care. ―― [[海砂利水魚>部員紹介]] [#sd68a891] ~ 紅葉する木々とは反対に秋の日差しは鋭い。 雲のない空から降り注いで、葉一枚容易に貫いて届く。 体が透けていくのも当然のこと。 左手なぞもう落ち葉さえすり抜けてしまうほど其処にはない。 思えば私はいつも笑っていた。 時には真顔になったり怒っているふうな顔もしたが笑顔に対し... けれどそれがいけなかったとは思っていない。 いや、そう思いきれていないからこそ。 それでも私は当人たちを前にするときれいさっぱり忘れてしま... これはもう一種のアイデンティティーだと思ってあきらめるこ... けれど、このただ唯りの当の本人対しては一言だけ付け加えて... 私は、あるいは白地にクローバー柄の薄焼きのティーカップな... ~ CENTER:''(了)'' ~ ~ *この作品を評価を評価する [#v721cdda] #rating() #navi(活動/霧雨/vol.2) 終了行: #navi(活動/霧雨/vol.2) *Handle with care. ―― [[海砂利水魚>部員紹介]] [#sd68a891] ~ 紅葉する木々とは反対に秋の日差しは鋭い。 雲のない空から降り注いで、葉一枚容易に貫いて届く。 体が透けていくのも当然のこと。 左手なぞもう落ち葉さえすり抜けてしまうほど其処にはない。 思えば私はいつも笑っていた。 時には真顔になったり怒っているふうな顔もしたが笑顔に対し... けれどそれがいけなかったとは思っていない。 いや、そう思いきれていないからこそ。 それでも私は当人たちを前にするときれいさっぱり忘れてしま... これはもう一種のアイデンティティーだと思ってあきらめるこ... けれど、このただ唯りの当の本人対しては一言だけ付け加えて... 私は、あるいは白地にクローバー柄の薄焼きのティーカップな... ~ CENTER:''(了)'' ~ ~ *この作品を評価を評価する [#v721cdda] #rating() #navi(活動/霧雨/vol.2) ページ名: