開始行: #navi(活動/三題噺) *ゴミ溜めの街 ―― [[土星から来た猫>部員紹介]] [#q956fbe9] ~ ここは『街』だ。 名前なんて無い。ただ『街』とだけ呼ばれている。世界のどこ... 世界のどこかなんて言うのは別に言いたくないわけでも伝説に... ここには僕と同じような境遇の子供はたくさん居る。親が死ん... そしてこの権力と暴力がイコールの無法の『街』で自分たちの... 僕は一応後者に属している。そして一応仲間内ではリーダーと... ~ 「ねぇリーダー。この地図どうするの?」 「売って金になればいいけど…、どうせこんな古い地図二束三文... そのとき僕達はそう思っていた。この『街』の、増設をくり返... ~ 「みんな。ゼッタイここを動くなよ。僕がいいというまで。ゼ... 仲間の中でも年の低い子供にそう言うと僕はじりじりと近づい... それは突然だった。こんな所にまで支配階級のマフィアが来る... 奴らの足下には仲間達が横たわっていた。いや正確には仲間だ... 「いやぁぁぁぁっ! 離して、離してよ!」 「…ッ!」 奴らに捕まっているのも僕らの仲間だった。奴らの何人かが下... ぱんっ そうして身体の中を小さな鉛玉が引き裂いて彼女はあっけなく... 僕は何もしなかった。出来なかった。死にたくなかった。だか... ~ 不安は的中した。奴らは目的のものがないと判断したのかこの... そして目の前に人影が現れた辺りで僕の意識は途絶えた。~ ~ 気が付くと見知らぬ場所に居た。胸がかすかに痛むが身を起こ... 「あ、気づいた~?君ね、火事の中死にかけてたんだよ~。ち... 妙齢の女性が僕に語りかけてきた。僕は簡単に礼を述べると「... 「あの、あの辺りにいた子供達ってどうなりましたか?」 「全滅したんじゃないの?詳しく知んないけど。」 あっけなく答えた。僕は一言「そうですか」と返事を返す。 「ところで君。この辺で設計図を拾ったとか言う話聞いたこと... 僕はハッとした。そしてもう一度女性に問いかけた。 「もしかしてあいつ等はその地図を探してたんですか?」 僕のその問いを聞くと彼女は年相応でない子供のような笑みを... 「なるほど、心当たりがあると。ちなみに実際あれのおかげで... それを聞いて僕は何も思わなかった。そりゃそうだ。紙切れ一... 僕は持っていたその地図を彼女に見せた。 「お、それそれ~。それお姉さんにくれないかなぁ?」 「条件があります。」 彼女は不思議そうな顔をしながらも「ん~、内容によるかな?... 「僕を連れて行ってください。」 彼女はキョトンとして「なんで?」と聞き返す。そんなの僕も... そして彼女はしばらく(といってもほんの二、三秒だったが)... この混沌としたゴミ溜めのような『街』で僕はこの得体の知れ... ~ CENTER:''(了)'' ~ ~ *この作品を評価する [#ed0cb6eb] #rating #navi(活動/三題噺) 終了行: #navi(活動/三題噺) *ゴミ溜めの街 ―― [[土星から来た猫>部員紹介]] [#q956fbe9] ~ ここは『街』だ。 名前なんて無い。ただ『街』とだけ呼ばれている。世界のどこ... 世界のどこかなんて言うのは別に言いたくないわけでも伝説に... ここには僕と同じような境遇の子供はたくさん居る。親が死ん... そしてこの権力と暴力がイコールの無法の『街』で自分たちの... 僕は一応後者に属している。そして一応仲間内ではリーダーと... ~ 「ねぇリーダー。この地図どうするの?」 「売って金になればいいけど…、どうせこんな古い地図二束三文... そのとき僕達はそう思っていた。この『街』の、増設をくり返... ~ 「みんな。ゼッタイここを動くなよ。僕がいいというまで。ゼ... 仲間の中でも年の低い子供にそう言うと僕はじりじりと近づい... それは突然だった。こんな所にまで支配階級のマフィアが来る... 奴らの足下には仲間達が横たわっていた。いや正確には仲間だ... 「いやぁぁぁぁっ! 離して、離してよ!」 「…ッ!」 奴らに捕まっているのも僕らの仲間だった。奴らの何人かが下... ぱんっ そうして身体の中を小さな鉛玉が引き裂いて彼女はあっけなく... 僕は何もしなかった。出来なかった。死にたくなかった。だか... ~ 不安は的中した。奴らは目的のものがないと判断したのかこの... そして目の前に人影が現れた辺りで僕の意識は途絶えた。~ ~ 気が付くと見知らぬ場所に居た。胸がかすかに痛むが身を起こ... 「あ、気づいた~?君ね、火事の中死にかけてたんだよ~。ち... 妙齢の女性が僕に語りかけてきた。僕は簡単に礼を述べると「... 「あの、あの辺りにいた子供達ってどうなりましたか?」 「全滅したんじゃないの?詳しく知んないけど。」 あっけなく答えた。僕は一言「そうですか」と返事を返す。 「ところで君。この辺で設計図を拾ったとか言う話聞いたこと... 僕はハッとした。そしてもう一度女性に問いかけた。 「もしかしてあいつ等はその地図を探してたんですか?」 僕のその問いを聞くと彼女は年相応でない子供のような笑みを... 「なるほど、心当たりがあると。ちなみに実際あれのおかげで... それを聞いて僕は何も思わなかった。そりゃそうだ。紙切れ一... 僕は持っていたその地図を彼女に見せた。 「お、それそれ~。それお姉さんにくれないかなぁ?」 「条件があります。」 彼女は不思議そうな顔をしながらも「ん~、内容によるかな?... 「僕を連れて行ってください。」 彼女はキョトンとして「なんで?」と聞き返す。そんなの僕も... そして彼女はしばらく(といってもほんの二、三秒だったが)... この混沌としたゴミ溜めのような『街』で僕はこの得体の知れ... ~ CENTER:''(了)'' ~ ~ *この作品を評価する [#ed0cb6eb] #rating #navi(活動/三題噺) ページ名: