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京都工芸繊維大学 文藝部

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 #amazon(B0001CSB9Y09,,image)
 *12モンキーズ [#sfa3ce1c]
 -作者: 出演: ブルース・ウィリス, ブラッド・ピット, マデリーン・ストウ 
 -監督: テリー・ギリアム 
 -評者: [[哉>部員紹介#tc6461ca]]
 -日付: 2006-08-23
 **お薦め対象 [#t90506cd]
 ブラッド・ピットが出てるよ!
 
 #amazon(,clear)
 **あらすじ [#f3f8ed8b]
 21世紀初頭、人類は細菌によって絶滅の危機に瀕していた。科学者たちは細菌の流布に「12モンキーズ」が関わっていると突き止め、囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)を細菌が蔓延しはじめた1996年に送り込む。細菌をまいたのは果たして誰なのか…。
  21世紀初頭、人類は細菌によって絶滅の危機に瀕していた。科学者たちは細菌の流布に「12モンキーズ」が関わっていると突き止め、囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)を細菌が蔓延しはじめた1996年に送り込む。細菌をまいたのは果たして誰なのか…。
 
 **感想 [#gd687561]
 途中までは魅せる展開だったのに、と悔やまれる作品。
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 この作品が撮られた時代を考えると、
 かなり力の入っている類のSF映画だと思います。が、
 近代的に仕上げようとしているけれど、現代から見てチープだと感じてしまう典型的な感じ。
 それに近未来の雰囲気もあまり好きになれませんでした。
 まあ、ほとんど現代、といっても90年代が主軸にストーリーが進むので、
 安っぽい感じはしないのですが。
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  途中までは魅せる展開だったのに、と悔やまれる作品。
 
 狂人ブラッド・ピットの演技は、とても良かったです。まあうん、そんなとこです。
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 ミステリというものを、この作品は根本的に履き違えています。
 伏線の張り方はなかなか気が利いているというのに、
 このミスリードは酷い。完全にアンフェアです。
 それでいて、この結末は想像できなかったでしょう、と言わんばかりの
 作り手のほくそえんでいる所が想像できて、
 さらに腹が立ちました。たぶんわたしの心が狭いためでしょう。
 サプライズはあるけれど裏切られたと感じてしまいました。
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 本来なら赤点ものですが、ブラピが出演していたので評価をかなり上げておきました。
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 それにしても、なんであのシークエンスを入れたのか甚だ疑問でなりません。&br;
 あれさえ無ければ、とため息が出てしまう作品でした。
  この作品が撮られた時代を考えると、かなり力の入っている類のSF映画だと思います。が、近代的に仕上げようとしているけれど、現代から見てチープだと感じてしまう典型的な感じ。それに近未来の雰囲気もあまり好きになれませんでした。まあ、ほとんど現代、といっても90年代が主軸にストーリーが進むので、安っぽい感じはしないのですが。
 
  狂人ブラッド・ピットの演技は、とても良かったです。まあうん、そんなとこです。
 
  ミステリというものを、この作品は根本的に履き違えています。伏線の張り方はなかなか気が利いているというのに、このミスリードは酷い。完全にアンフェアです。それでいて、この結末は想像できなかったでしょう、と言わんばかりの作り手のほくそえんでいる所が想像できて、さらに腹が立ちました。たぶんわたしの心が狭いためでしょう。サプライズはあるけれど裏切られたと感じてしまいました。
 
  本来なら赤点ものですが、ブラピが出演していたので評価をかなり上げておきました。
 
  それにしても、なんであのシークエンスを入れたのか甚だ疑問でなりません。あれさえ無ければ、とため息が出てしまう作品でした。
 RIGHT:評価:C
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