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京都工芸繊維大学 文藝部

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 *さよなら、いもうと。 [#q6c89e62]
 -作者:新井 輝 イラスト:きゆづき さとこ
 -評者:[[お亀納豆>部員紹介#hf0c239e]]
 -日付: 2006-06-17
 **お薦め対象 [#qe4a0310]
 妹萌えを期待しない人。
 **粗筋 [#vf2bcb21]
 おにいちゃんのおよめさんになりたいです――。 
  
 あなたには、兄弟はいますか。同じ血が通っている(そうじゃない場合もたまにありますけど)ひとつ屋根の下で暮らす存在が、ある日突然死んでしまったら――悲しいというより、そこに訪れるのは、ただただ喪失感というような気持ちなんじゃないかと思います。この物語の主人公ヒロシは、唐突に妹・トコを交通事故で亡くして、そんな深い悲しみというか、嘆きの中で毎日を送っています。ところが、その妹が生き返ってしまって――。 
 **感想 [#s11c23e7]
 富士見ミステリー文庫の六月、七月の新刊はオール新作。初体験project「はじめてをあなたに……」って、そのキャッチフレーズ、どうにかならんかったのか。
 
 さてそんな訳で、『ROOM NO.』の新井さんの新作です。いや、御願いですから『ルーンウルフ』の続きを書いてくださいよ。と、私はアンケート葉書に書き続けている。
 
 で、全体的な雰囲気は『DEAR』の頃の新井さんを思い出させてくれます。落ち着いていると言うか、エロくないと言うか。ただ、開始三ページで、美少女のお風呂上りの挿絵が出て来て、この作品の先行きが不安になったのは俺だけではない筈だ。いや、エロ可愛くて良かったけど。
 
 そんで、ヒロシが最後に出す答えがぶっ飛んでると言うか何と言うか。お嫁さん<<妹て……。成程とは思ったが。
 
 ってな訳で、妹萌えというには語弊の有る作品でした。勿論良い意味でですよ?
 
 RIGHT:評価AAA-
 RIGHT:評価 燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:A-
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