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*PiCNiC [#le7a1d91]
-出演: Chara, 橋爪こういち, 浅野忠信
-監督: 岩井俊二
-評者: [[哉>部員紹介#tc6461ca]]
-日付: 2006-08-15
**お薦め対象 [#c402e319]
あぁ、病みてえなぁというかたへ。
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**あらすじ [#i102e2db]
彼らは施設の塀の上を歩く探険を楽しんでいた。やがて、地球が滅亡するという妄想にとらわれた彼らは、滅亡を見届けるために、塀の外に出てはいけないという規則を守りながら、塀から塀へとつたって海を目指してピクニックに出かける。
彼らは施設の塀の上を歩く探険を楽しんでいた。やがて、地球が滅亡するという妄想にとらわれた彼らは、滅亡を見届けるために、塀の外に出てはいけないという規則を守りながら、塀から塀へとつたって海を目指してピクニックに出かける。
**感想 [#w3f86c87]
岩井俊二の独特な映像美の光る作品。
岩井俊二の独特な映像美の光る作品。
と、こんなふうに書くと、岩井俊二というネームバリューと相まって
「花とアリス」みたいな淡い恋物語やなんかを想像するかもしれませんが、
と、こんなふうに書くと、岩井俊二というネームバリューと相まって「花とアリス」みたいな淡い恋物語やなんかを想像するかもしれませんが、
気をつけて!これはトラウマになりかねんよ!
気をつけて!これはトラウマになりかねんよ!
なんていうか、不思議な作品であることは確かです。
とらえどころのない、現実が欠けた塀の上で、
彼らは純粋に「世界の破滅」に向かって歩いていきます。
仲間のようでいて、しかし根底では、
彼らは解り合うという行為を放棄している。
それは、心の傷だとか生まれつきだとか言うことはできるけど、
そんなとこは関係ありません。
なんていうか、不思議な作品であることは確かです。とらえどころのない、現実が欠けた塀の上で、彼らは純粋に「世界の破滅」に向かって歩いていきます。仲間のようでいて、しかし根底では、彼らは解り合うという行為を放棄している。それは、心の傷だとか生まれつきだとか言うことはできるけど、そんなとこは関係ありません。
本当の意味で、今だけを生きている。
本当の意味で、今だけを生きている。
ストーリーとしては破綻しているものに近く、
時間が短いために最後まで観れましたが、
それでもちょっときつかったです。
たぶん、これを撮ったとき岩井俊二は病んでいたんだろうな、
と思うほどに、底なし沼にはまって抜け出せなくなっているような雰囲気を感じました。
ストーリーとしては破綻しているものに近く、時間が短いために最後まで観れましたが、
それでもちょっときつかったです。たぶん、これを撮ったとき岩井俊二は病んでいたんだろうな、と思うほどに、底なし沼にはまって抜け出せなくなっているような雰囲気を感じました。
かなりアクの強い作品です。&br;
病んでもいい、むしろ病みたい、という心のひとだけにお勧めします。
かなりアクの強い作品です。病んでもいい、むしろ病みたい、という心のひとだけにお勧めします。
RIGHT:評価C
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