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京都工芸繊維大学 文藝部

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 *神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと [#e8f89576]
 -作者:浅井 ラボ、あざの 耕平、神野 オキナ、三田 誠
 -イラスト:山本 ヤマト、okama、椋本 夏夜、狐印、凪良
 -評者:[[お亀納豆>部員紹介#hf0c239e]]
 -日付: 2007-08-18
 **お薦め対象 [#ucbf703a]
 取り敢えず『され竜』好きは。
 #amazon(,clear)
 **粗筋 [#kab26b61]
 浅井ラボ、あざの耕平、神野オキナ、三田誠、4人の個性がぶつかり合う、まったく新しいポリフォニカがついに登場!
 
 名もない殺し屋神曲楽士の悲しい一編-『音色は遠く、耳に届かず』
 
 アクの強い新進気鋭の神曲楽士が、ふと見かけた上級精霊に契約を求める-『ダン・サリエルと白銀の虎』
 
 山で一人生活する辺境治安官のもとに、不思議なお客が現れて-『ワイルドウェスト・いえろー』
 
 年老いた神曲楽士とレンバルトの味わい深い交流を描く-『たとえ時が経とうとも-As Time Goes By-』
 
 イラストレーターも超豪華仕様でお送りするスペシャル版。
 **感想 [#nabbf854]
 お盆の御陰で前倒しだぜウェーイ。
 
 さあイカれた豪華さを誇る布陣が贈る『ぱれっと』ですよ。既存のキャラが出て来るアンソロジー的なものかと思っていたんだが、三田さん以外は完全にオリジナルでビックリしました。全員、予め『ポリフォニカ』の設定を知っていたんだろうか。
 
 表紙と口絵は「コーティカルテ」というテーマで、各絵師さんが描き下ろしたもの。でも、コーティ、どのエピソードにも名前すら出てなかった気が……。
 ちなみに表紙を描いた山本ヤマトさんは各エピソードの扉絵も担当。
 
 それでは各エピソード毎の話を。
 
 三田さんの『たとえ時が経とうとも―As Time Goes By―』
 レンバルトの話。ゲスト作家の方が神曲の描写を、ちゃんとやっている気がするのは気のせいか。
 
 ラボさんの『音色は遠く、耳に届かず』
 取り敢えず自重しろwwwwwwwww
 発売前から、きっとグロいと散々言われていたが、グログロの超鬱展開ですよ!ある意味、空気を読んでいるとも言えるが。そして後書きが面白すぎる件。『され竜』でも、こんな感じなんだろうか。参加理由が事故てwww視神経が垂れ下がるシーンはポロリとは言わねぇだろwww
 
 神野さんの『ワイルドウェスト・いえろー』
 何、『あそびにいくヨ!』のアシストロイドと脇キャラ出しとんねん。一応整合性は、とれてるんだろうけど、これは無いわぁ~。それにタイトルの「いえろー」って、何なの?深く考えた方が負けなのか?これが五色目になるって展開だけは止めてくれよ……?僕は神野さんとの相性が、やたら悪い気がします。
 
 あざのさんの『ダン・サリエルと白銀の虎』
 シリーズ化するべきだと思うんだ。と言うか『BBB』とか『Dクラ』とか、どうでも良いんで、是非書いて頂けませんか、あざのさん。
 だって、話の終わらせ方が「いつでも続き書きますよ?」というアピールにしか見えねぇもん!七楽門のキャラとか、ボクっ娘精霊とか、あからさまに銀の聖獣っぽいコジ・クロエ・フィガロとか、四人の中で一番理解ってる印象を受ける。
 
 ってな感じで、『ぱれっと』でした。今後も半年に一回くらいのペースで短編集は出してほしいな。
 
 次は『アニバーサリー・ホワイト』。の筈なんだが、折込チラシの来月の新刊予告に載ってないワナ。編集部のミスなのか?それとも、ここにきて、月刊『ポリフォニカ』に終止符が打たれるのか?
 
 RIGHT:評価 燃:A+ 萌:A 笑:A+ 総:A+
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 CENTER:[[一覧に戻る>ブックレビュー#w65dd6cd]]