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京都工芸繊維大学 文藝部


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 [[文藝部通信]]
 
 *文藝部通信 2021年 5月 [#m20873b2]
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 *第3回目 [#z362acc6]
 
  お鉢が回ってきたものの特に書くべきこともないので書き散らす。福祉社です。
 
  文藝部通信、と銘打って始まったただの部員ブログだが、結構いい試みだと思う。私なんかはかなりの筆無精で、最近は霧雨にも全然作品を出せていないため、ブンゲイブンゲイした文章を書く機会がめっきり減ってしまった(論文や就職関係の堅苦しい文章ばかり書いている)。なので、こういうライトな文章を気負わずに書ける機会があるといいリハビリになる。
 
  これは私だけかもしれないが、作品として小説や文章を書くときは必要以上に気を張ってしまう。思うに、生み出された作品は望むと望まざるに関わらず自分を構成する要素になってしまうからだ。なので、これを自分の一部だと見なされてもよい、と慎重に判断したものだけを選り好んで放出している。セルフブランディングとかそういう計画的なものではなくて、ただ単に臆病なだけだと思うのだが。だからこういった、作品としてカウントされないであろう一時的な文章だとすごく楽に書けてありがたい。
 
  ただまあ、院生からスタートして院生で回してるのはよくない。なんか内輪ノリでやってます感が出てしまうし、ここはこういう場所ですよと前例を作ってしまうと後輩が本当に書きたいことを自由に書けなくなってしまうかもしれない。続く人たちは、ぜひ自由に自然体で書いていってほしい。それが企画を長続きさせることにも繋がるだろう。
 
  時節のことでも書く。梅雨きたな、と思ったらすぐに持ち直した。連日晴天なので洗濯物が溜まらなくてよい。先週末は気候に浮かれて南禅寺や蹴上インクラインにふらっと行ってみたら景色が良すぎて驚いた。京都にいる期間ももう長くないので、まだ行っていない場所には積極的に出かけたい。伏見稲荷の山頂とかにもそろそろ行ってみるべきかもしれない。
 
  東京に就職した地元の友人の結婚式に招待されたのだが、諸事情で断ることになってしまった。とても残念だ。結婚式に参加したことすらこれまでにないので、一度くらい行ってみたかった。大学の友人たちはあんまり結婚しそうにないし、もうしばらくは機会がないかもしれない。なんにせよ、招待状が来るだけでもありがたい。
 
  三体の最終巻が出てしまった。研究室の後輩にⅠとⅡを贈ってもらったにも関わらずいまだに読めていないので、罪悪感が半端じゃないのだがなかなか時間が取れない。他にも積み本がたくさんあって、このさき全部崩せるのか分からない。片手間も惜しいというほど忙しいわけではないのだが、どっしり腰を据えて何かをやれるほどの余裕もないという、微妙な塩梅だ。空き時間はユーチューブでアル中カラカラの動画を見ている。もうかなり見たのに未見の動画がおすすめに湧いてくるのが本当に不思議だ。
 
  そういえば、老人ホームと化しつつある我らが文藝部に新入生が入ってきてくれた。めちゃくちゃありがたい。短歌をやっているらしいので、鮎川名人とバトル展開があるかもしれない。やめろー短歌は人を傷つける道具じゃねえ!俺とバトル短歌で勝負だ! それはさておき、やっぱりコロナ事情で部活動の露出が減っているらしくて、文藝部の存在すら知らない新入生が大勢いるらしい。平時なら部活紹介オリエンテーションで存在の認知くらいはされているはずなのでもどかしい。私が入学した年なんかは、先輩方はその場でロクに紹介もせずになぜかシュタインズゲートの寸劇をやっていて完璧に目立って(浮いて)いた。その後部室の見学に行ったときも炬燵でバチバチに麻雀を打っていて、これが大学生か……と圧倒されて入部してしまった。これこそは悪名は無名に勝るの典型例だと思う。
 
  こんなもんでいいか。なにも分からない。とりあえずこれでいいにしよう。院生ループを抜けたほうがいいのは重々承知だが、弁邪明くんが書きたそうにしていたらしいので、次は彼を指名しておく。それでは、さようなら。